色々な歴史

歴史に大きな影響を及ぼした番狂わせな戦争

歴ブロ

人類は歴史上多数の戦争を行ってきました。

その内容も小競り合いから、世界を巻き込む大戦まで、その勝敗も小国が大国を負かしたり、その逆ももちろんありました。

20世紀に入ると、文字通り世界大戦が起こり紀元前から人類は本当に多くの戦争を経験してきたと言えます。その中でも、強い国が弱い国に負けてしまう番狂わせな戦争もがず多くありました。

そこで今回は、番狂わせな結末になった戦争を紹介してきたいと思います。

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ギリシアが大国を破る!?ペルシア戦争

紀元前500年~449年と約50年近く続いたのがペルシア戦争

アケメネス朝ペルシアとギリシアのポリス連合軍との戦いで、当時大帝国だったアケメネス朝が勝つと誰もが思っていましたが、最終的にアテネやスパルタと言ったギリシャ勢が勝利しました。

ペルシアは主に4度に渡りギリシアに侵攻。その中でも第二回遠征時におけるマラトンの戦いでは、全身武装した重装歩兵の活躍でアテネ側が勝利しました。

この時に、アテネの青年が「勝利を本国に早く伝えたい」と一度も休まず走り続けたことがマラソンの始まりとも言われています。

テルモピレーの戦いも激戦で、20万人とも言われたペルシア軍が300人のスパルタ王・レオニダス率いる守備隊と激突したのが有名です。結果的に、スパルタ王・レオニダス軍は全滅してしまいますが、地の利を生かして時間を稼ぎ、後のサラミス海戦の勝利に大きく貢献しました。

小国エチオピアからの手痛いしっぺ返しのアドワの戦い

1896年イタリアがエチオピアに侵攻し大敗を喫した戦いがアドワの戦いです。

当時の欧州諸国はアジア・アフリカに侵攻しては勝利し、植民地化を進めてい行きました。

その欧州列強のイタリアもその一つで、意気揚々とアフリカのエチオピアに侵攻しますが、アドワの地で思いもよらない光景を目にします。そこには、イタリア軍をはるかに上回る兵力が準備されていたのです。

さらにその多くは近代的な武器を武装しており、イタリアはまさかの敗北を喫してしまいました。

実はエチオピアは、この戦いのために各地の有力者たちに勢力を結集させることを呼びかけていました。また、その背後でフランスがエチオピアを支援していた事で、近代的な兵器を持ってイタリア軍を迎え撃つことが出来ました。

こうしてイタリアはアフリカの小国エチオピアにまさかの敗北を喫したのです。

あのバルチック艦隊もやっつけた日露戦争

やはり最後は、わが日本が勝利した日露戦争でしょう。

歴史の授業では必ずと言っていいほど習う日露戦争は、世界的に見ても非常に重要な意義を持った戦いでした。

当時の欧米諸国は、次々と植民地化を図っていました。

諸国の扱う近代的な武器を前に、アジア・アフリカの途上国はなす術もなく欧米諸国に屈していきました。

そんな世界情勢の中で、明治維新以降富国強兵を掲げて近代化を果たしたばかり日本は、やがてロシアと対立するようになりました。そして、ついに1904年。両国は戦争に踏み切りました。

1868年の明治維新後の約30数年しかたっていなかった日本に対して、ロシアはヨーロッパの中でも大国中の大国です。

各国の下馬評も「アジアの小国がロシアに勝てるはずがない」と口をそろえて言っていたようです。

しかし、結果は日本優勢の講和で決着が着きました。

アジアの小国・日本が大国ロシアを事実上破ったと言う知らせは、多くのヨーロッパ諸国にジャイアントキリングと広がり、アジアの大国としてその名を挙げることになりました。

こうした日本の健闘にアジア諸国は、日本に続けとイラン革命青年トルコ運動などが起こり、日本の番狂わせの影響は世界へと波及していきました。

日露戦争の日本海海戦は、今でも世界中の海軍学校で教材にされているようです。

日本国内で言えば、桶狭間の戦いは良い例だと思います。

例えば、桶狭間で信長が死んでいれば、日本はまた別の国になっていたでしょう。

近代で言うと、アメリカがベトナム戦争で負けた時も、アメリカも徐々に没落してゆくだろうと当時は密かにささやかれていたようです。

こういった戦争を探してみると、三国志の世界では官渡の戦いや赤壁の戦いなどが当てはまるかもしれません。

現在起こっているウクライナ戦争でも、大国ロシアの前にウクライナは善戦をしています。

この戦争の結果次第では、歴史の大きな転換点になる可能性は十分にあり、今後の動向には注意が必要です。

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歴ブロ・歴ぴよ
歴ブロ・歴ぴよ
歴史好きが高じて日本史・世界史を社会人になってから勉強し始めました。基本的には、自分たちが理解しやすいようにまとめてあります。 日本史を主に歴ぴよが、世界史は歴ぶろが担当し2人体制で運営しています。史実を調べるだけじゃなく、漫画・ゲーム・小説も楽しんでます。 いつか歴史能力検定を受けたいな。 どうぞよろしくお願いします。
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