人生まだまだ、歴史上の人物から学ぶ40代からの成功術!!
40代は人生の折り返し地点でもあり、人生に迷いが生じる時期でもあります。
これから立ちはだかるであろう人生の壁や困難も自分の力で乗り越えなければいけません。歴史上の人物を見ても様々な壁や困難を乗り越えて、成功を手に入れてきました。
そんな先人たちの姿勢は、私たちの人生をより良いものに変えてくれるコツがあるかもしれません。
今日は、そんな先人たちの困難の乗り越え方を紹介していきます。
歴史上の人物から学ぶ40歳からの成功術
織田信長は、49歳の時に明智光秀の謀反によりこの世を去りました。
本能寺が光秀軍の業火に身を焼かれる前に『敦盛』を舞い【是非に及ばず】と言って自刃しました。信長は、人間50年自らの運命についてあれこれ考えたところで仕方のない事と自らに突き付けられた現実をあっさりと受け入れます。
しかし、私たちは人生80年の時代を生きていて、50年で人生を顕あめるわけには行きません。
赤壁で勝利を収め一気に皇帝までになった【劉備玄徳】
今から1800年ほど前の中国人物で、三国志に登場するのが劉備玄徳です。
彼は、漢の皇帝の子孫ながら、田舎町でむしろを織って生計を立てていました。
23歳で一念発起して兵をあげるも、勝利には恵まれず中国各地を流浪して回ります。
そんな玄徳に転機が訪れたのは47歳の時でした。呉の孫権軍と連合で曹操を打ち破った【赤壁の戦い】が行われました。
この赤壁の戦いの勝利で、一気に蜀の皇帝の座に付くことになります。
劉備自体は、戦下手だったのですが、彼のその人柄を慕い周りには有能な家臣がたくさん集まりました。その人徳が彼の成功の元となっていくのですが、私たちも来るべき時のために今のうちから部下や仲間の心をつかんでおくことが必要でしょう。
人脈は、お金では買えない価値がそこにはあります。
音を無くしてからも作曲活動を続けた【ベートヴェン】
ベートヴェンは、その才能を駆使し、若い時から音楽家として名をはせていました。
彼は、25歳の頃から音が神経に伝わりにくくなる伝音性難聴を患います。この病は、音楽家としては大変なハンディとなります。
さらに慢性的な腹痛と下痢に悩まされている中、彼の代表作【第九】を完成させます。
そして、40歳の頃すべての音を失ったベートヴェンでしたが、それでも勢力的に作曲活動をしました。そんな彼から私たちは、どんな困難にぶち当たっても不屈の闘志でそれを乗り越えるということを学びます。たいていの困難も音楽家が音を奪われるよりもまだましかもしれません。決してくじけない心を私たちも持ちたいものです。
50歳からの日本地図を作り始めた【伊能忠敬】
伊能忠敬は、千葉で酒造業を営む商家の主でした。
その年商は、今のお金で1億円で生活に困るということはなく、順風満帆な人生でした。そんな彼も、49歳の時に長男に家督を譲り自らは隠居をして悠々自適な老後生活をはじめました。
しかし、彼はその翌年そんな老後生活を捨てて天文学者の高橋致時に弟子入りします。
その高橋の下で忠敬は、天文学と測量技術を学びました。その後、55歳の時に全国津々浦々を測量して歩き、正確な日本地図を書き上げます。歩いた総距離35000㌔それを55歳から71歳までやってのけるのですから頭が下がります。
人は年を取ると変なプライドに縛られて新しいことにチャレンジしても長続きしなかったりします。50の手習いと言われようと気にすることなく、新しいことにチャレンジして人生の後半戦を楽しんだ方が良いはずです。
3度目の正直で討幕を成し遂げた【後醍醐天皇】
後醍醐天皇は以前の記事でも書きましたが、鎌倉末期の天皇です。
天皇による親政を目指し、二度にわたり鎌倉幕府を倒そうと計画を立てます。
しかし、いずれも失敗に終わり後醍醐天皇は、隠岐に島流しにあってしまいます。普通ならここであきらめてしまいそうなものですが、彼はそこで終わりませんでした。
隠岐から脱出した後醍醐天皇は、46歳の時に足利尊氏や新田義貞ら源氏の子孫たちを味方につけて、北条氏を滅亡させ、念願の鎌倉幕府討幕を果たします。
念願の天皇親政を行いますが、部下たちへの公正さを欠いたため、味方だった足利尊氏の離反を招きます。やがて京都を追い出された後醍醐天皇は、吉野に逃れるのですが、転んでも不屈の精神で起き上がってきた彼は、【南朝】と言う新たな朝廷を立てて自らが初代天皇になったのです。
この精神力は、見習いたいものです。
最後に…
人生後半に差し掛かると、どうしても守りに入り【無難】に人生を送ってしまいがちですが、私たち40歳を超えるおじさんたちはこれまで培ってきた知識や経験があります。
そこに人脈とチャレンジ精神と不屈の精神が備われば、まだまだ人生は捨てたもんじゃありません。40歳は、人生のスタートラインかもしれません、今からでも遅くはありません、一花咲かせようじゃありませんか。