地理

南北アメリカの地理的特徴を見てみよう【南北アメリカ文明】

今回は主に中南米で起こった文明を学ぶ前に、簡単ではありますが、南北アメリカの山脈などの地形と気候、農業についてまとめてみます。

世界地図における南北アメリカは、日本とは太平洋を挟んで東側に位置します。

南北アメリカの場合、その歴史的な経緯から現在生産されている農作物の分布図から実際に過去にも育てられていた農作物まで予測することは難しいかもしれません(他の場所でも農業革命など技術の発展や他の地域から作物を取り入れたことで作れる作物は変わっています)

地形

南北アメリカ大陸

※イラストに多少描ききれない部分があるのはご了承ください

南北のアメリカ大陸は西に太平洋、東に大西洋に挟まれた場所に位置しています。うち、北方にあるアラスカ州とロシアを挟んだ海はベーリング海と呼ばれています。

この海峡は氷期にはアジアと地続きであり、モンゴロイド系(黄色人種)と思われる人々が渡来し定着していきました。

 

お次は山について。南北共に西側に高くて南北に広い範囲に跨がる山脈が連なっています。

北アメリカのロッキー山脈(最高峰4401m)に並行する形で、ロッキー山脈の北側(カナダとアラスカ州の間辺り)には海岸山地、カリフォルニア半島の北側にシエラネバダ山脈、メキシコ高原の西側の西シエラマドレ山脈に東側には東シエラマドレ山脈が走ります(メキシコ高原を囲む形で山脈が存在しています)

西側の太平洋岸には大きな山が連なる一方で、大西洋側には五大湖の辺りから始まるアパラチア山脈が走ります。ただし、こちらの標高は最高峰が2037mと太平洋側の高い山と比較すると低めの山で、丘陵のような場所もあるようです。

こうした山脈の間には、西側からグレートプレーンズ、プレーリー、中央平原と呼ばれる平野が続きます。それぞれ標高の高さや降水量、植生の違いによって分けられています(が、今回は歴史を学ぶ上で必要かも?という程度の紹介なので詳しくは書きません)

 

さらに南アメリカに目を向けると、こちらも太平洋岸には高い山々が連なります。アンデス山脈です。こちらも標高は高く、最高峰は6960m。そしてアンデス山脈の最大の特徴は、北緯10度〜南緯50度と南北7500kmにも渡る世界最長の山脈であること。

アンデス山脈北部にはギアナ高原、南にはブラジル高原といった標高の高い高地が広がり、そこに囲まれるようにアマゾン盆地が広がっています。

南北アメリカの古代文明を学ぶ際には、メキシコ高原より南側の地域を中心に学ぶこととなります。

 

気候

まずは北アメリカから。アメリカのアラスカ州やカナダ北部は北極圏にもかかった非常に寒く雨すら降らない地域や、逆に非常に暑く降水量の多い地域も内包しています。

次に見るのは南アメリカ大陸です。

南アメリカ

こちらは降水量が多く、北アメリカ大陸に比較すると暖かい地域が多くなっています。

 

農業

上記のような地形、気候から現在のアメリカでは小麦(西経100度線)やトウモロコシ(五大湖の南側)、綿花(南部)、オレンジやブドウ(太平洋岸)の栽培の他、酪農や肉牛の飼育などを行っていることで有名です。

カナダは麦類(小麦・大麦・ライ麦・えん麦)の生産が盛ん。メキシコではトウモロコシ・トマト・胡瓜・オレンジが作られています。

 

一方、南アメリカに目を向けてみるとジャガイモやトマトといった後にヨーロッパの歴史に大きく関わる作物がかなり古い段階で育てられていました。

下のイラストは、南アメリカのアンデス地域で行われていた高度差利用による栽培植物や牧畜について描いています。

ジャガイモは3000〜4200m、トマトは2000〜3000m、トウモロコシは1000〜3010mの標高で栽培されており、作物が育ちにくい高原盆地ではアルパカやリャマが放牧されていました。

その他、温暖な高地よりも低い場所では、バナナ・サトウキビ・カカオ・タバコ・コカ・トウガラシといった作物が作られました。こうした植物は大航海時代以降、ヨーロッパ人を通して世界各国に伝えられ食生活を大きく変えるきっかけとなっています。

次回は本格的に歴史の解説に移っていく予定です。

 

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歴ブロ
歴史好きが高じて日本史・世界史を社会人になってから勉強し始めました。基本的には、自分たちが理解しやすいようにまとめてあります。 日本史を主に歴ぴよが、世界史は歴ぶろが担当し2人体制で運営しています。史実を調べるだけじゃなく、漫画・ゲーム・小説も楽しんでます。 いつか歴史能力検定を受けたいな。 どうぞよろしくお願いします。